キズ 〜 アトガキ 〜





前の『綺麗な心の手に入れ方』を書いて少し経った頃。
「あの二人、あのあと別れるんだよねー、実は」
なんて、相方の葵喬さんに話しちゃったのがきっかけでして。
葵喬さんは高校時代の話をしてたみたいなんですが、樹は大人時代のこと。
話が食い違っていることはすぐにわかったんですが、書けと命令を頂きまして。
まぁ、一人は読んでくれる人がいるんだしーなんて、軽い気持ちで書きはじめたんです。
前回ので、昇華し切れていなかったものもあったし。
それをどうにか出来れば……なんて、マジメに。
だからここまで長くなるとは思いませんでした。
主軸は出来ていても、周りが全然固まっていなくて。
本当に悩みました。
うん、本当に。

では、登場人物の話でもしましょうかね。

田端 玲
主人公。
今回は暗い暗い。
でも、これが彼女の素。
普段は無理して笑う。
高校時代は、無意識だったそれが、今回は自覚あり。
多分、珪くんと一緒に暮らしてる時もあったんでしょう、彼女の癖が。
普通の恋人ってどんなんなんだろうって考えて。
それを演じはじめちゃったんでしょうね。
それも別れた原因かもしれない(書けなかったね(嘲笑))。
考え過ぎて、でも結局、全部否定して、そのままを受け止めちゃう。
きちんと聞いた方がわかりやすいと言うのに、聞いてもいいものだろうか、なんて考え込む。
で、最後には口を噤む。
麻衣が今回はいないので、なおさらですねー。
大人のふりした子供なのです、彼女。実は。

葉月 珪
王子。
成長したんだかしてないんだか、よくわかりません。
でもま、玲と考え方は逆。
そのため、本人に自覚はなくても、きちんと大人なんでしょう、この人は(そう思いたい。樹が)
じゃなきゃ、玲が寄り掛かれないです。
甘えられません。
玲がいないと、一人で悩むしかなくなる人なのかな?
みんな玲に付いちゃうから…(尽も結局は、姉に付いてたし)。

田端 尽
何か、やっと出せたって感じ。
中立の立場でありたいのに、そうなれなかった、みたいな。
させられなかった、みたいな。
珪くん視点があったら、出張ってただろうなーって思うんですけど。
視点がころころ変わるのもどうなのかな、と考えてやめちゃいました。

で、今回、本当に悩んだのが、親友の位置に誰を置くか。
麻衣は絶対に出さないって決めていたので。
出したらすぐに終わるから、この話(苦笑)。
どうしようかな、と悩んでみても。
麻衣が会ったことのある、玲の高校時代の友人、っていうと、なっちんしかいなかったわけで。
ここで、有沢さんと麻衣を会わせておくんだったと深く後悔したのは、言うまでもなく。
だからみんな、宙ぶらりん……。
だって、なっちんって、結構自分が思ったことずばずば言うじゃないですか!
その言葉一つ一つを、玲が受け止め切れるかって言うと、かなり無理。
視野も結構狭そうだし(……)。
強さの意味が違う気がしたのでね。
結局は、みんながそれぞれ、分け合ったのかなーなんて思っております。
っていうか、気を抜くとニィやんが出張りそうになる……。

はてさて、更新滞ると葵喬さんから受けていた早く更新しろーという脅迫からも逃げられるわー、なんて思いつつ。
ネタは実は延々とあるので、下手したらずーっと続きそうな気もするんですが、本編はここで終了です。
だってここから先は甘いだけなんだもん。
玲がどれだけ子供かが暴露されるだけ(それもどうなんだか)。
リクがあれば書きますけどねー(もうすでに一本抱えてる)。
ではでは、長々とお付き合いいただき、ありがとうございましたv

20030711

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