「好きだ」
目の前にいる人物に、そう言われて。
あまりの突然なことに、わたしは固まる。
その短い一言を、ゆっくりと噛み砕いて。
飲み込んで。
「えと、その……」
返す言葉を探し始めた。
風が吹いて、目の前で金色の髪が揺れている。
彼のことは嫌いではないし。
一緒にいて、楽しいし。
話していても、楽しいし。
「……?」
いつまで経っても答えを出さないわたしに、彼の表情は、徐々に暗くなっていく。
それに、何かを言わなきゃ!
と、わたしはわずかに焦りはじめて。
そんな時、頭上で聞き慣れた音が響いた。



Clover Leaf




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